日本語論文管理ツールの検討(1)Mendeley, Papers3

※この記事は2014年に試行錯誤した結果です。

文系の論文管理は「紙」

残念なことに法学研究科に所属する自分は、このデジタルの時代においてまだまだ紙と向き合っている。

ipad Airを持っているにもかかわらず、論文はコピーしたものを読むのが常である。

だってPDF化されてないんだもん!!

文句を言っても仕方が無い。そういう事情があるのだ。

理系や情報系のみなさんだと、MendeleyやPapersを使ってノマドな感じでやってるみたいですっげぇ羨ましい……。

自炊すればいい?!馬鹿いえ、スキャンしたところで昔のやつは全然読み取れなかったよ!(家にあるScanSnapでやっているので、普通のプリントならば余裕だが昔のヤツは…)

自分の希望としては…

  • 日本語の検索がきちんとできる
  • PDFファイルがないもののほうが多いのでPDFがなくてもメモだけでも項目が作れる
  • ipadでも気軽に検索が出来る(ipadではどうせ検索しかしない。編集はPC)
  • できればマルチウィンドウしたい(カードを並べて俯瞰するみたいに)

というわけで、自分が結局Evernoteと情報カードで管理しようと決めるまでの流れをメモしておこうじゃないか…。同じ文系の方の役に立てばいいけど。

Mendeleyを検討→失敗した理由

良い点

  • ipadアプリがある
  • 論文専用ソフトである

悪い点

  • 日本語未対応
  • PDFファイルがないと項目を作成できない

Mendeleyの感想

Mendeleyは残念ながら日本語に対応していない。

そして、何よりも自分のような事情に致命的なのは、PDFファイルがないものが多いという点。

Mendeleyをインストールして、試しにイギリスの判例(PDF)を突っ込んでみた。

検索機能は英語媒体であればちゃんと対応しているようで、LexisNexisもちゃんとすぐに出てきた。そういう分野の人ならばよさそうだ。だが、どうしても上の事情でどうしようもない。

自炊してPDFを作ればよいというかもしれないが、自分の分野だとおそらく自炊するものが7割くらいになってしまうだろう(国内判例雑誌のPDFは教授が研究費で購入するくらいの高価な物であり、院生や非常勤講師は皆コピーして使用している)。

ぶっちゃけ、自炊してるヒマがあるなら一本でも読んだ方がいいと自分でも思う。

Papers3を検討→失敗した理由

次に、Papers3を導入してみた。

良い点

  • ipadアプリがある
  • 論文専用ソフトである
  • 文献情報検索機能がある(Google Scholar)
  • PDFファイルがなくても項目が作成できる

悪い点

  • 致命的なほど日本語に弱い

Papers3の感想

…ちょwwww日本語著者名検索が死んでるwwww(Windows版)論外すぎる…。

一応師匠の名前を英語で検索したところ、英語で書いた論文がひっかかりましたけど、CiNiiの日本語論文がひっかからないのではPapers3を使う意味ってないですよね…ふう…。

グーグルで「Papers 日本語 入力」と探してみたところ、やはりPapers3では同様の点を指摘なさる方が非常に多かった。

日本語文献を使わないなら良いとまで断言されている様子を見ると、2を落とせばいいのか?と思えてきてしまった…。しかし2はもう公開されてないようだが…くっ…Mac版の2はまだあるというのに…!!