日本語論文管理ツールの検討(3) 無印のペーパーファイルでずぼら管理

※この記事は2016年の記事です。

私がPapersやEvernoteで満足できなかったことは既にこの日記に書いたと思う。

※この記事は2014年に試行錯誤した結果です。文系の論文管理は「紙」残念なことに法学研究科に所属する自分は、このデジタルの時代においてまだまだ紙と向き合っている。ipad Airを持っているにもかかわらず、論文はコピーしたものを読むのが常である。だってPDF化さ...

EndNoteも試してみたものの納得いかず、結局現在はアナログでの管理となっている。

※この記事は2015年のEndnoteX7について書いたものです。2018年現在はEndnoteX8がリリースされています。30日トライアルで「EndnoteX7」を試す!日本語文献管理ツールについての前回の検討では、Endnoteについては触れなかった。Papers3とMendeleyについて試してみた...

文系アナログ文献管理術のポイント

なぜアナログで管理せざるを得ないのか?

それは理系と異なり文系では物理的に「紙」と向き合うことが多いからである。

つまり…PDFになってないんだよ!><

というわけでPDFが前提になっているMendeleyが全く使い物にならないのです。

そこで、私が挙げる文献管理のポイントは

  • ずぼらでも続く
  • とりあえずつっこんでおけばいい、でも続く
  • とりあえずコピーしてきた、の状態でも続く
  • 同じプロジェクト(あるいは同じ小テーマの文献)の文献をまとめておける
  • すぐに取り出せて、きれいに戻さなくていい
  • 複数の文献をすぐ取り出してすぐ比較できる

ってところでしょうか。

ちなみにEvernoteは、すぐ比較ができないのがダメでした。

いわゆる2窓ができないとダメなのです。あれっここってあっちの論文では…って思った時すぐ比較できないからダメ。

文系はとにかく図書館からコピーしてくるところからはじまるので、帰宅すると大量の紙にげっそりします。

例えば、昭和の古い議論と近年の新しい議論で大きく分けて二つあるとしたら、ファイルを二つ用意してとりあえずつっこんでおいて片方から読んでいくって感じになります。

だからとりあえずコピーしてきた、の状態も結構長いので、入力しないとはじまらないみたいなやつはキツイです。

文系ではまずちょくちょく入力するのではなくて、まずそれっぽいものを片っ端から集めるところから始まるからです。

当然名前だけで中身に一切マーカーを引く必要もないようなハズレは多いです。

無印のペーパーファイルでずぼら管理

無印のペーパーファイルは、まじで囲いしかない物体ですが、かなり役に立ちます。
もし小さいメモがおちるのがイヤとかであれば、内側にクリアポケットを張り付ければよいと思います。

私の場合、とりあえず大量にコピーしてきたものはまず紙袋に突っ込んでおいておきます。
そこからまず全部取り出して、読みたい順にざっくりと分けます。(平成→昭和)
それをだーっとマーカーひきながら読んで、これはあとから読み直したいなと思うものだけ取り出して、他は別の紙袋につっこんでしまいます。

読み直したいなと思ったものを再分類します。
永久的な分類ではなく、またプロジェクトにあわせて移動するので、タグははがして使えるものを利用します。
無印のペーパーファイルの見出し部分にはがせるタグをはり、適当に名前を書きます。
例えば「イギリスのデータ」など。イギリス関連の数的データはこのファイルにはさんで棚に戻します。

文献を探すときはペーパーファイルごと棚から抜き出して順番は気にせずガサガサ探します。
ペーパーファイルにたくさんいれすぎるとわけわからなくなるので、ペーパーファイルの厚みを超える量になったら、再分類してペーパーファイルを増やしましょう。

読みながらメモしたくなったら

こいつの文献おもしろいな他のもよみたいなとか、色々読んでる間に浮かんでくることがあります。
しかし、ノートや京大式カードにきちっとメモるほどでもない、そんな場合は、私はポストイットノートを使っています。
元々日々のTODO処理につかっているので、四角いポストイットノートに適当にメモして、それを机に張り付けてためておき、ある程度文献の処理が終わったときに一緒に読書ノートに移動します。
コーヒー飲みたいから離席するとき、とか、きりのいい時にもやります。ここはとくにルールは定めてません。

大事なのは、ひらめきを忘れないようにすることです。
おっ!って思ったことをメモしておくための行動なのです。
そのためにはきっちりしたものより適当なものがよい、というだけのことです。

何を持ってるかわからなくならないために

もし大量の文献…例えばメジャーなテーマであれば大量の文献があります。
判例も何百何千とあります。
こういう場合には、潔くエクセルを使いましょう。フィルターが最高です。
こればかりは手でやるのはヤバイです。文明の利器を頼りましょう。

結局デジタルはどうするのか

文系とデジタルは相性が悪いです。
結局どうするのかっていうと、多分私の場合、二窓ができないと結局やめちゃうと思うので、自分でWordpressでホームページつくるように文献管理するほうが向いているのかもしれません。
しかし、いちいち入力するのもめんどくさい…。めんどくさくて読むのをやめるのが一番ダメ。
めんどくさいから、を理由にしてしまうと先にはまったくすすまなくなる。魔法のフレーズすぎる。

だから私はずぼらでいくことにしたのです。
せめて何がどこらへんにあるかくらいはわかりやすくしたかったので無印のペーパーファイルを導入しました。
だって、ねえ。もし複数平行してかいてたらそれが混ざったら困るし…

クリアポケットのだめなところはきれいに仕舞わないといけないところと膨れるところです。
ペーパーファイルならつっこむだけでいい。
クリアファイルのだめなところは、幅が少なすぎること。たくさんいれると耐久できないところです。
レバーファイルのだめなところは、とじるから順番が決まってしまうことです。ファイル内に順番なんて不要。
ボックスファイルのだめなところは、あけるのに時間がかかるからめんどくさくてあけなかったりするところ。

簡単で順番どうでもよく、とりあえずつっこんで、とりあえず広げて探して、またとりあえず突っ込んで戻して、ができるからいいんだなとおもいます。

実際の執筆においては、脚注は手で入力してコピペしています。